国際交流 産学連携
 

 

    会長就任にあたって
 
会長 築地 徹浩
 

 この度、会長を仰せつかりました、上智大学の築地です。
 平成24年度に日本フルードパワーシステム学会が一般社団法人へ移行して2年が経過いたしました。その間、副会長として会長を支えるとともに、学会が会員の皆様にとってより魅力的なものであるよう様々な施策に取り組み、特に財政基盤の強化、産学連携の強化等に努めてまいりました。今後も、学会活動の意義を見つめ直し、その活動から得られる成果を会員の皆様と供用したいと考えています。学会活動の意義、その活動から得られる成果に魅力を感じる会員の皆様が学会活動に多数参画されることが、学会のさらなる発展につながるはずです。引き続き協力をお願いします。
 さて、総会花盛りの感がある昨今ですが、学会の総会に先駆けて産学連携のパートナーである工業会の総会が開かれました。私たち学会関係者も総会後の懇談会に招かれたのですが、その場で工業会の新会長のCKD株式会社梶本様や経済産業省の方などのご挨拶がありました。その中で、安倍内閣の進める“3本の矢”の効果も出始め、経済も着実に上向きつつあるということを話されていました。このことは、学会の定める基本方針の一つの“矢”つまり“第1の矢”の財政基盤の強化にも追い風になろうかと思います。ここでは、あえて第1の矢を呼ばせて頂きます。財政基盤につきましては、2013年度は会員の皆様の絶大なご協力によりまして予想以上の成果を上げることができました。今後とも、会員皆さんのより一層の協力をお願いします。
 次に、上述の産学連携についてですが、昨年度来、工業会との連携を積極的に深めて来ました。この絆を一層深めると同時に、昨年作成した“フルードパワー研究者リスト”および“出前講座”やセミナーなどのより一層の充実を推進してまいります。この“産学連携”を“第2の矢”とします。また、新たに始まりました、自動車の動力伝達・制御にかかわるフルードパワー技術研究委員会、流体現象に関する研究委員会や継続中の委員会でも産学での議論を戦わし、産学連携に貢献していきたいと思います。さらに、本年9月にIFPEX2014が開催されます。学会はカレッジ研究発表コーナーに参加し、大学関係者による研究成果が発表されますが、これも産学交流の良い機会になると思います。
 本学会として重要な基盤は、財政基盤とともに学術基盤です。学術基盤は、学会としての存在意義を示すために必要不可欠です。昨今の社会的グローバル化にともない国際交流も含んだ形で“国際的学術基盤”と呼ばせて頂き、これを“第3の矢”としたいと思います。本学会の学術基盤として、春と秋の国内講演会および国際シンポジウムを開催しており、本学会が主催します。春の講演会は総会とともに東京で開催されますが、秋の講演会は東京以外で開催されます。昨年秋の講演会は神戸で開催され、関西方面の方々が多数参加され、学会をアピールするよい機会でした。その際、日中研究者派遣事業として中国の浙江工業大学からJian Ruan教授が来日されご講演をされました。この日中若手研究者の交流は2003年から続いており、日中の若手研究者による良いフルードパワーの学術交流の場になっています。  
 一方論文集につきましては、2013年1月から電子投稿に移行しましたフルードパワーシステム学会論文集および英文論文集であるJFPS International Journal of Fluid Power Systemが発行され、JFPS International Journal of Fluid Power SystemはJ-STAGEで公開されています。今後、学術基盤の一つとして以上の講演会および論文集の規模や質を高めていく必要があると思います。
 以上のように、本学会での3本の矢を掲げさせていただきました。”第1の矢”を財政基盤、”第2の矢”を産学連携、“第3の矢”を国際的学術基盤としてそれぞれの強化を進めてまいりたいと存じます。
 本年の国際的な行事ですが、8月に中国山西省の太原で開催される日中ワークショップに使節団を派遣する予定です。私を含め約12名で太源理工大学の第3回のワークショップへ参加の予定です。また、ご存じのように今年は国際シンポジウムの開催年にあたっており、10月末に島根県の松江で開催する予定になっており、順調に準備が進んでいます。なお、松江市は“神々の郷”として有名であり、宍道湖周辺に発展した風光明媚なところです。中々、行く機会の少ないところではないでしょうか。是非ご参加下さい。
 最後になりましたが、フルードパワー技術の発展を目指し微力ながら最大限の努力していく所存であります。会員の皆様のご理解とご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

 
2014年5月30日
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