学会案内

会長挨拶

会長就任にあたって

会長 早川 恭弘

 2期4年務められた眞田会長の後任として,先の学会総会において2022・2023年度会長に指名されました早川恭弘です.学会創立時から諸先輩方が築き上げてこられた当学会は2020年に学会創立50周年を迎えました.2020年に開催予定だった学会創立50周年記念式典は,新型コロナウイルス感染拡大により延期され,2021年6月25日(金)に機械振興会館からオンラインで開催されました.また,創立50周年記念誌および機能性流体入門テキストも出版され,学会誌に50周年記念企画の特集号が掲載されました.学会創立50周年記念パーティーに関しては,社会情勢をかんがみ開催したいと思います.その際は,ぜひご参加たまわりますようお願い申し上げます.
 学会創立50周年は,ひとつの大きな節目であり,つぎの100周年に向けて,学会のさらなる基盤強化を図っていきたいと思います.当学会は,日本油空圧協会,(社)日本油空圧学会,(社)日本フルードパワーシステム学会と名称を変更してきました.現在では,空気圧,油圧をはじめとして,水圧や機能性流体などを含めた幅広い分野を網羅しており,今後ますます,それらの応用事例が期待されています.会員の皆様から期待される学会であり続けることが必要であることから,社会情勢に合わせて,当学会の運営方法および事業内容も変化させていかなければならないと考えます.
 2020年からの新型コロナウイルス感染拡大により,社会活動が大きく変わりました.学会においても講演会,セミナーなどが延期されたり,オンライン開催されたりしています.また,学会運営のための各種会議もオンライン形式となっています.2021年10月に開催された第11回JFPSフルードパワー国際シンポジウム函館においても,講演はオンデマンド,Closing & Awards Ceremonyなどがオンラインで実施されました.また,2022年春季講演会,総会もオンラインで実施されました.このような状況下においても,会員の皆様にとって有益な学会であるために,ウイズコロナ,アフターコロナにおける新しい取組みをさらに検討していきたいと考えています.事業内容に関しては,遠隔地からも多くの会員が参加できるオンライン開催および会員相互のつながりを深める対面形式開催など,それぞれのメリットを最大限に活かした事業の検討を行うことにより,当学会の基盤強化を図っていきたいと思います.会員の皆様のご支援を心よりお願い申し上げます.
 また,学会ホームページは,会員の皆様に対して重要な情報発信源であることから,さらに有用な情報提供ができるよう当学会の情報基盤整備を継続してまいります.
 国際交流に関しては,これまで,国際シンポジウムおよび日中韓共同ワークショップにより,各国の研究者と交流を深めています.さらに,日本におけるフルードパワーに関する情報を継続して世界に発信するためには,JFPS International Journal of Fluid Power Systemの充実が求められます.会員の皆様の積極的な投稿をよろしくお願い致します.
 産学連携に関しては,日本フルードパワー工業会との連携強化をさらに図り,積極的に活動を進めたいと思います.
 最後になりましたが,フルードパワー技術の発展をめざし,会員の皆様および事務局の方々のご支援を頂戴しながら,当学会運営に微力ながら最大限努力していく所存であります.会員の皆様のご理解とご支援ご協力をたまわりますようなにとぞよろしくお願い申し上げます.

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