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国産第1号フォークリフト 【1949年(昭和24年)】 |
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1949年(昭和24年)米国クラーク社の製品を参考に開発した内燃式で、神戸陸運局に導入された1台です。
自重3200kg、最大荷揚げ荷重2,700kgです。
日本機械学会の「機械遺産」にも登録されています。 |
(旧 東洋運搬機製造株式会社) |
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セルシリンダ 【1960年(昭和35年)】 |
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このセルシリンダ(電磁弁付シリンダ)は国産空気圧シリンダの元祖といわれており、米国ベローズバベア社の製品を参考に、日本で始めて製品化されたものです。 |
(CKD株式会社) |
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中パワーエアシリンダ 【1964年(昭和39年)】 |
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現在一般的に使用されているのと同様なシリンダと電磁弁が分離されたエアシリンダを発売しました。 |
(CKD株式会社) |
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国産初のブルドーザ 【1943年(昭和18年)】 |
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国産初のブルドーザ 小松G40。
当時米国製などでは、作業機をケーブルで駆動する方式が主流でしたが、本機は油圧方式で駆動し、画期的な車両となりました。
日本機械学会の「機械遺産」にも登録されています。 |
(コマツ) |
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純国産油圧ショベル(UH03)
【1965年(昭和40年)】 |
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1965年に初めて純国産技術で製造された油圧ショベルです。
それまでは,欧州技術の導入で製造されていました。独自の油圧システムを開発し,複合操作性を飛躍的に高めました。日本機械学会の「機械遺産」にも登録されています。 |
(日立建機株式会社) |
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モジュラー型FRL 【1981年(昭和56年)】 |
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フィルター、レギュレータ、ルブリケータなど調質機器の連結をモジュール化することで、コンパクトかつ 簡単に組合せ施工ができるようになりました。
・昭和56年 C300シリーズ グッドデザイン賞(1984)
・昭和61年 C4000シリーズ グッドデザイン金賞(1986)
この頃になると空圧機器にもグッドデザイン賞を受賞する製品がでてきました。 |
(CKD株式会社) |
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樹脂ブロックマニホールド 【1984年(昭和59年)】 |
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連数や仕様の自由な組み合わせを可能にした、樹脂製の軽量コンパクトなマニホールドが登場しました。各連はOリングで連結され、リレーやシーケンサと同様に、お客様の手によってDINレール上に簡単にセットアップできるようになりました。 |
(CKD株式会社) |
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宇宙ロケットHUに搭載された油圧ポンプ
【1994年(平成6年)】 |
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純国産大型宇宙ロケットHUに搭載された油圧ポンプです。宇宙空間という過酷な環境で高い性能を発揮しました。 |
(東京計器株式会社) |
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Kシリーズ電磁切換弁 【1978年(昭和53年)】 |
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旧来の直流ソレノイド搭載の電磁切換弁の持つ“ソレノイドON時のバラツキ,リレー接点の火花,サージ電圧,復帰時間の遅れ”と言った欠点をサージキラーを内蔵することにより解消した製品です。この製品の登場により、射出成形機の直流化が進みました。 |
(油研工業株式会社) |
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油圧・電子ハイブリッドコンポーネントEHシリーズ
ピストンポンプ 【1980年(昭和55年)】 |
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油圧機器と当時最先端のエレクトロニクス、センサ技術を複合化した製品です。比例制御・サーボ制御に必須とされるアンプ,センサ,データ表示器を小形一体化したことにより“容易に使える高精度と高信頼性を備えた油圧機器”を実現しました。 |
(油研工業株式会社) |
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ゼロ戦主脚(オレオ) 【1977年(昭和52年)】 発見 |
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1924年(大正13年)油圧跳躍防止装置を考案し、その翌年(1925年[大正14年])空気油圧飛行機緩衝脚の開発に成功しました。1927年(昭和2年)から終戦(1945年[昭和20年])まで主製品として殆どの陸海軍機に亘り、設計・製造を行ってきました。写真は1977年(昭和52年)に伊予灘の海底から引上げられた油圧緩衝器(オレオ)。34年間海中にありましたが、メッキ部分は錆びていません。軽量・コンパクトなデザインに注目、当時の技術の高さが伺われます。 |
(カヤバ株式会社) |
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鉱山用支柱 【1955〜1965年(昭和30〜40年代)】 |
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坑道天板を支える水圧鉄柱(昭和30-40年代生産)、高性能ダウティパッキンが後の油圧シリンダに転用されました。油圧シリンダの起源的製品です。 |
(カヤバ株式会社) |
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レバー型ショックアブソーバー
【1940年代(昭和15年代】 |
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標準型SAが開発される前の1940年代まで世界的に主流だった、ドアヒンジのような形のショックアブソーバです。主にトラック・バスで使用されました。 |
(カヤバ株式会社) |
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リンケージ式PS 【1967年(昭和42年)】 |
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創成期のパワーステアリングで、1967年からトヨタセンチュリー・日産セドリックに搭載された方式です。
写真はトヨタ・センチュリー車用です。 |
(カヤバ株式会社) |
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ハイローミキサー 【1955年(昭和30年)】 |
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現在見られる傾動型(ドラムが斜め)とは異なり、ドラム内に設置したロータによって強制的に撹拌し、高品質の生コンが得られました。当初は米国から輸入して車体に架装していたものを1955年から国産化し、計2,512台生産しました。1966年からは油圧式が主流となりました。高度経済成長期の日本を支えた特装車輌の一つでありミキサ車の発展過程を示すとともに、現存最古期のものとして貴重なものです。
(国立科学博物館・重要科学技術史資料登録) |
(カヤバ株式会社) |
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電磁切換弁2SG-01 【1954年(昭和29年)】 |
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1954年(昭和29年)、現在の3/8電磁切換弁の前身となる2SG-01が開発されました。当時の仕様は最高圧力7 MPa、最大流量は7L/minでした。1959年(昭和34年)には射出成形機に使用され、1973年まで14年間無事故で稼働されていました。 |
(油研工業株式会社) |
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電磁パイロット切換弁4SG-03
【1959年(昭和34年)】 |
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1959年(昭和34年)には、最高圧力14MPa、最大流量35L/minまで向上したパイロット駆動形の4SG-03が開発されました。
今日では最高圧力31.5MPa、最大流量120 L/minとなり、当時と比較すると約70倍もの動力を伝達し得るまで改良されています。
これらの性能向上は、バルブ本体の流路形状やソレノイドの設計技術の向上の他、鋳造技術の向上によるところが大きいです。 |
年 |
モデル番号 |
最高圧力
MPa |
最大流量
L/min |
1954(昭和29年) |
2SG-01 |
7 |
7 |
1959(昭和34年) |
4SG-03 |
14 |
35 |
1987(昭和62年) |
DSG-03 |
31.5 |
120 |
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(油研工業株式会社) |
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国産初の斜板式ピストンポンプ・モータ KVA925
【1968年(昭和43年)】 |
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国産初のショベル用油圧源ポンプとして、斜板形アキシャルピストンポンプが開発されました(1968年)。押しのけ容積は104.6cm3、最大圧力は20.6MPaでした。斜軸形アキシャルピストンポンプに比べ、簡潔な機構かつ部品点数が少ない構造で、小型・軽量化と高圧域での高効率化を実現し、ショベルの作業効率や操作性の改善、省エネに貢献しました。また、本製品の開発において摺動部品の特性を研究し、斜板形アキシャルピストンポンプの技術的基礎を確立しました。 |
(川崎重工業株式会社) |
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産業用油圧ロボット・川崎ユニメート
【1969年(昭和44年)】 |
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「川崎ユニメート2000型」は米国のベンチャー 企業「Unimation Inc.」との技術提携により開発したもので、発売は1969(昭和44)年5月でした。当時、日本はGNP(国民総生産)がアメリカに次ぐ世界第2位(1968年)になり、東名高速道路の全線開通(1969年)で東名・名神間がつながり、本格的なモータリゼーションが始まるなど、高度経済成長の最中でした。世間は大量生産・大量 消費に酔い、企業は人手不足に悩んでいました。なかでも自動車メーカーの人手不足は深刻でした。それに応えたのが、「川崎ユニメート2000型」であり、自動車工場のスポット溶接作業用などに大量生産され、生産性と品質の向上に寄与し、日本のロボット産業発展のさきがけとなりました。 |
(川崎重工業株式会社) |
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