年代 |
外観イラスト |
概要 |
70年代 |
国産品化へ厚長下型から軽薄短小型へ及び信頼性の向上化
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1971年以前は輸入品や、そのコピー製品が主流。本体は大型でバルブボディはアルミ鋳物バルブ寿命は200〜300万回程度が一般的。自動車関連設備、特に溶接機用には高頻度、長寿命のバルブが求められ、これに対応するため軽薄短小で高頻度、長寿命のバルブが開発され、日本のバルブが世界に発信されるようになった。
1例が直動型5ポート弁、VSシリーズ(S社製)で寿命回数1000万回、応答時間30ms以下、消費電力 13W。 |
80年代 |
より小型化と低消費電力の要求設備装置の長寿命化直動弁型かパイロット弁型への展開ISO準拠電磁弁の要求
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1983年頃には、より長寿命で省エネルギ化が求められ、バルブは直動型からパイロット式が主流になった。また空気消費量も省エネルギ化が求められ、主弁構造もメタルシール方式から弾性体シール方式が増えてきた。寿命回数も2000〜3000万回、消費電力5W以下が造られた。
1988年頃にはISO規格準拠電磁弁が造られた。これは欧州が主導した規格でバルブのインターフェース面を規定し、各国のメーカのバルブ互換性を求めた。しかし、この規格はバルブの性能など規定されず、各国メーカ基準で造られた。日本では自動車メーカが規格を作り、その規格に準拠するかたちで各メーカが製品化した。 |
90年代 |
省スペース化の要求で小型化への要求が大高速応答弁の要求マニホールド電磁弁で省配線化省エネルギ化
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1992年頃、さらに軽薄短小化と大流量特性で、かつより長寿命で省エネルギ化の製品が開発された。これはハイレスポンスで長寿命の小型パイロット弁が開発されたことにより誕生した。寿命回数1億回消費電力1W以下。またバルブのマニホールドも多様化し製品化された。 |
'00年代 |
グローバル化による弁制御化が要求更なる省スペース、省エネルギ化対応
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2000年以降は電気の制御化がより進み省配線、省スペースのバルブが造られ、シリアル伝送の加速化やゲートウェイ対応付バルブが造られた。また各通信方法に対応できるようになってきた。バルブ本体も多様化した製品が造られ、バルブボディ幅 10mm、7mmで消費電力も0.35Wや0.1W(節電回路付)が誕生した。 |