開催趣旨:
空気圧に関する技術者として知っておくべき常識も少しずつ変わってきています.例えば電磁切換弁の特性はソニックコンダクタンスCと臨界圧力比bで表示されることとなり,今年からはJISでその新たな計測法が制定されました.本セミナーでは空気圧駆動システムおよびそこで使われる機器を開発するエンジニアに向けて,ぜひ知っておきたい現代の新常識について紹介します.
セミナーでは,まず空気圧システムの速度電磁切換弁等のC, b値の意味と,新たに制定された等温化容器からの放出法によるそれらの測定法について取り上げます.またC, b値とシリンダ応答の関係,およびこれに基づいたシリンダ駆動システムおよびサーボ制御の設計法の基礎について解説します.最後に,空気圧システムのシミュレーション技術の現状を,近年,実用的になってきたCFD解析事例を含めて紹介します. |
|
開催日時:2018年11月16日(金) 13:15~16:45
|
|
会 場:機械振興会館 本館 地下2階 B2-2
〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8
http://www.jspmi.or.jp/about/access.html
|
|
平成30年度オータムセミナー資料
(zipファイルのパスワードは当日、受付時にお知らせします) |
|
プログラム: |
13:15~14:45 |
JIS B 8390-2 圧縮性流体機器の流量特性試験方法 (ISO6358)および等温化放出法の実習 |
|
|
香川 利春 |
|
電磁弁などの流量特性の表示および測定法は性能に関わり,これらについて正しく理解することが重要です.これを規定するJIS8930「空気圧―圧縮性流体用機器の流量特性試験方法―」の変更が2018年に行われ,等温化容器からの放出法による測定法が新たに制定されました.本講演ではこの方法によりC, b値を測定する方法について解説します.また実機を用意し,参加者の皆様に容器内空気の温度変化を空タンクと等温化容器を比較して体験して頂きます. |
15:00~15:45 |
空気圧シリンダ駆動およびサーボ制御の基礎と設計法 |
東京電機大学 教授 |
|
藤田 壽憲 |
|
負荷が変わっても応答変化が小さいことから空気圧シリンダの駆動の多くにはメータアウト回路が使われており,この性質を用いて空気圧シリンダの設計が行われています.本講演ではメータアウト回路の性質,および設計法について解説します.また手術支援ロボットをはじめとして近年,実用例が増えてきた空気圧サーボの事例を紹介するとともに,空気圧サーボ制御に必要な基礎知識とその設計法についても解説します. |
16:00〜16:45 |
空気圧の1Dから3Dシミュレーション技術まで |
芝浦工業大学 非常勤講師 |
|
村山 栄治 |
|
シミュレーション技術は空気圧機器の開発や駆動システムを構築する際にも有用であり,これを学ぶ必要性がますます高まっています.本講演では1Dシミュレーションの例としてMATLABによるメータアウト駆動のシリンダ応答を,3Dでシミュレーションの例としてCFDソフトウェアANSYS FLUENTによるサイクロン型ドレンセパレータを取り上げます.これらを通して,そこで使われる基礎式の概説,およびシミュレーションのノウハウ等についても紹介します. |
|
|
参加費:参加費にはセミナーの聴講料およびテキスト1冊の代金が含まれます. |
|
(1)事前登録(締切日:平成30年11月2日厳守) |
正会員・賛助会員企業の社員 |
名誉会員・名誉員
シニア員・ジュニア員
学生会員 *1 |
工業会会員企業の社員
共催・協賛団体の正会員 |
一般 |
14,000円 |
5,000円 |
16,000円 |
19,000円 |
|
(2)事前登録締切日以降 |
正会員・シニア員・ジュニア員 *2
賛助会員企業の社員 |
名誉会員・名誉員
学生会員 |
工業会会員企業の社員
共催・協賛団体の正会員 |
一般 |
15,000円 |
7,000円 |
17,000円 |
20,000円 |
|
*1 会員資格について不明な点は,事務局までお問い合わせください.
*2 事前登録締切日以降は,シニア員・ジュニア員の参加費は正会員と同じになります. |
|
|
参加登録料は下記のいずれかでお支払いください.
銀行振込(三井住友銀行 日比谷支店 (普)7611417)または 郵便振替(00110-3-133690)
名義:シャ) ニホンフルードパワーシステムガッカイ |
|
|
参加登録はこちらから→ |
|
|
パスワードを忘れてしまった方は会員ページをご覧下さい |
|
参加登録後,ご都合により欠席する場合には,開催日前日までに下記,問い合わせ先にご連絡ください.お支払いいただいた参加登録料を全額返金致します.なお欠席のご連絡がない場合は,参加登録料をお支払いいただくことになります. |
|
問い合わせ先:
(一社)日本フルードパワーシステム学会
〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-22 機械振興会館 別館102
Tel: 03-3433-8441,Fax: 03-3433-8442,e-mail: info@jfps.jp |