開催趣旨:
鉄道車両では,古くからブレーキ装置に空気圧を用いてきたことから,引き戸装置(ドア)や空気ばねなど,空気圧を駆動源に持つ機器が多用されています.また,油圧についてもブレーキ装置の他,多くのオイルダンパが用いられており,安定走行に貢献しています.
本セミナーでは,アクティブ制御技術を中心に,鉄道車両のフルードパワーに関する最新の研究開発動向についてご紹介する予定です.なお,会場は公益財団法人鉄道総合技術研究所を予定しており,実物の車両,フルードパワー機器も見学いただける予定です.メーカー,ユーザーを問わず,また,鉄道分野以外の皆様にも有用な情報を提供できると考えています.積極的なご参加をお待ちしております. |
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開催日:2013年10月25日(金) 13:00 ~ 17:20
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会 場:公益財団法人鉄道総合技術研究所
東京都国分寺市光町2-8-38
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プログラム |
13:00 ~ 13:05 |
開会の挨拶 |
企画委員長 |
大内 英俊(山梨大学) |
13:05 ~ 13:20 |
鉄道総研の紹介 |
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13:20 ~ 14:00 |
「鉄道車両におけるフルードパワー技術の適用と技術動向」 |
鉄道総研 |
風戸 昭人 |
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はじめに本セミナーの予備情報として,鉄道車両の構造を解説する.次に鉄道車両に多く用いられるフルードパワー技術の概要を紹介する.さらに,鉄道総研で取り組んでいる内容を中心に,分野ごとの最新研究動向,技術動向について紹介する. |
14:00 ~ 14:50 |
鉄道総研 実験設備等見学 |
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14:50 ~ 15:05 |
休憩 |
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15:05 ~ 15:45 |
「鉄道車両用空気圧サーボ弁及び空気圧サーボシリンダ」 |
PSC株式会社 |
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佐々木 勝美 |
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鉄道車両の高速化,乗り心地改善のために,車体の左右振動の低減,超過遠心力の低減を目的として,空気圧サーボ弁や空気圧サーボシリンダが用いられている.ここでは,機器の側から,主に空気圧サーボ弁を中心に,その特徴,構造,特性の概要を紹介する. |
15:45 ~ 16:25 |
「日立オートモティブシステムズ(株) における油空圧技術の鉄道車両への適用事例」 |
日立オートモティブシステムズ(株) |
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赤見 裕介 |
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弊社における油空圧技術の鉄道車両への適用事例を,オイルダンパ,自動高さ調整弁などの技術紹介を中心に解説する.あわせて,鉄道車両用の上下動制御サスペンションとしては世界で初めて営業車両へ採用され,上下方向の乗り心地向上に効果のある,上下動制御サスペンションの技術紹介を行う. |
16:25 ~ 16:35 |
休憩 |
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16:35 ~ 17:15 |
「高速鉄道車両における空気圧システムの活用」 |
東日本旅客鉄道株式会社 |
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藤野 謙司 |
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鉄道車両には,ブレーキ装置,サスペンション,トイレ等に空気圧システムが使用されている.鉄道車両の空気圧システムは,これまで経験則によって設計される場合が多く妥当性検証は不十分であったが,フルアクティブサスペンションや真空式トイレの空気圧配管等における非定常な圧力,流量および空気のエクセルギに相当する量であるエアパワーを測定し,空気圧機器を適正に配置することで効率化が図られることを確認した. |
17:15 ~ 17:20 |
閉会の挨拶,アンケート記入 |
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<参加費> ※参加費にはセミナーの聴講料およびテキスト1冊の代金が含まれます. |
(1)事前登録(締切日:平成25年10月15日厳守) |
正会員・賛助会員企業の社員 |
名誉会員・名誉員
シニア員・ジュニア員
学生会員 *1 |
工業会会員企業の社員
共催・協賛団体の正会員 |
一般 |
14,000円 |
5,000円 |
16,000円 |
19,000円 |
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(2)事前登録締切日以降 |
正会員・シニア員・ジュニア員 *2
賛助会員企業の社員 |
名誉会員・名誉員
学生会員 |
工業会会員企業の社員
共催・協賛団体の正会員 |
一般 |
15,000円 |
7,000円 |
17,000円 |
20,000円 |
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*1 会員資格について不明な点は,事務局までお問い合わせください.
*2 事前登録締切日以降は,シニア員・ジュニア員の参加費は正会員と同じになります.
*3 セミナー会場にての参加費支払いはできません.. |
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参加登録料は下記のいずれかでお支払いください.
銀行振込(三井住友銀行 日比谷支店 (普)7611417)または 郵便振替(00110-3-133690)
名義:シャ) ニホンフルードパワーシステムガッカイ |
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参加登録はこちらから→ |
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パスワードを忘れてしまった方は会員ページをご覧下さい |
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問い合わせ先:
(社)日本フルードパワーシステム学会
〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-22 機械振興会館 別館102
Tel: 03-3433-8441,Fax: 03-3433-8442,e-mail: info@jfps.jp |