開催趣旨:
20世紀末にスタートしたアクアドライブシステム(新水圧駆動技術)のスタート当初の目的は地球環境問題に立脚するものであった.すなわち,油圧作動油による環境汚染を防止するため従来の油圧システムの代替という考え方が主であった.しかしながら,現在では,油圧,空気圧,電動駆動システムという従来の駆動システムを適用するのが困難な分野に用いる第4の駆動源としての位置づけを目指し,アクアドライブシステムの研究開発が各所で進められている.その結果,本学会の講演会にもその成果が徐々に発表されるようになってきた.本セミナーでは,このようなアクアドライブシステムに着目し,その技術の現状と将来を展望します.皆様の積極的なご参加をお待ちしております. |
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開催日:2013年2月22日(金) 10:55 ~ 16:40
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会 場:機械振興会館 本館 地下3階 B3―1
〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8
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プログラム |
10:55 ~ 11:00 |
開会の挨拶 |
企画委員長 |
大内 英俊(山梨大学) |
11:00 ~ 12:00 |
「水圧駆動システムにおける省エネルギー化」 |
上智大学 |
池尾 茂 |
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環境融和性の高い水道水を用いた水圧駆動システムの利用が注目され,高効率の水圧駆動技術が求められている.しかし,水の低粘性による内部漏れ等の問題により,可変容量型ポンプ/モータの開発が困難であり,エネルギー回収による省エネルギー化を行うことは難しい.このような状況の中で,水圧駆動システムの省エネルギー化の可能性について説明する. |
12:00 ~ 13:00 |
休憩(昼食) |
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13:00 ~ 14:00 |
「水圧マッキベン型人工筋を用いた水中歩行訓練補助装具の開発」 |
芝浦工業大学 |
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伊藤 和寿 |
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近年,リハビリテーション分野においてもクリーンな駆動源である水圧技術の適用が進められている.本セミナーでは水圧技術をマッキベン型人工筋に適用した例として,水中歩行訓練補助装具の開発について紹介し,水圧システムの新しい可能性について考える.具体的には,水圧人工筋のモデル化および補助装具に取り付けた人工筋の変位を推定するアプローチについて概説する. |
14:00 ~ 14:10 |
休憩 |
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14:10 ~ 15:10 |
「アクアドライブ技術の超精密工作機械への有効利用」 |
神奈川大学 |
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中尾 陽一 |
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超精密工作機械は光学部品の創成に利用されている.この場合,要求加工精度は数十nmオーダであり,このような高い加工精度を達成するためには,スピンドルやテーブルの高い運動精度や熱的安定性が必要不可欠になる.本講演では,アクアドライブ技術を利用した超精密工作機械用スピンドルやテーブルについて紹介する.また,水静圧軸受を利用する際に,高い軸受剛性を実現するための軸受絞りの設計問題についても紹介する. |
15:10 ~ 15:20 |
休憩 |
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15:20 ~ 16:20 |
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宮川 新平 |
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安全・衛生,クリーン,省資源,省エネルギーは民生,産業の中で確実に定着してきた.ADS(新水圧技術)はこの様な社会的背景に高い貢献性を有している.ここでは,これまで学会,工業会,企業が実施してきた研究,開発,製品化の実用化された具体的事例を紹介する.併せて,「水利用・排熱利用」の視点からもADSの位置付けを考察して,将来技術と市場を展望する. |
16:20 ~ 16:30 |
閉会の挨拶,アンケート記入 |
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企画委員会幹事 桜井 康雄(足利工業大学) |
<参加費> ※参加費にはセミナーの聴講料およびテキスト1冊の代金が含まれます. |
(1)事前登録(締切日:平成25年2月12日厳守) |
正会員・賛助会員企業の社員 |
名誉会員・名誉員
シニア員・ジュニア員
学生会員 *1 |
工業会会員企業の社員
共催・協賛団体の正会員 |
一般 |
14,000円 |
5,000円 |
16,000円 |
19,000円 |
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(2)事前登録締切日以降 |
正会員・シニア員・ジュニア員 *2
賛助会員企業の社員 |
名誉会員・名誉員
学生会員 |
工業会会員企業の社員
共催・協賛団体の正会員 |
一般 |
15,000円 |
7,000円 |
17,000円 |
20,000円 |
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*1 会員資格について不明な点は,事務局までお問い合わせください.
*2 事前登録締切日以降は,シニア員・ジュニア員の参加費は正会員と同じになります. |
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参加登録料は下記のいずれかでお支払いください.
銀行振込(三井住友銀行 日比谷支店 (普)7611417)または 郵便振替(00110-3-133690)
名義:シャ) ニホンフルードパワーシステムガッカイ |
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参加登録はこちらから→ |
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パスワードを忘れてしまった方は会員ページをご覧下さい |
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問い合わせ先:
(社)日本フルードパワーシステム学会
〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-22 機械振興会館 別館102
Tel: 03-3433-8441,Fax: 03-3433-8442,e-mail: info@jfps.jp |