国際交流 産学連携
 

 

    会長就任にあたって
 
会長 小山 紀
 

  先の学会総会にて平成28,29年度会長に指名されました小山です.私自身は非力であることを自覚していますが,皆様のご協力を頂きながら以下に述べることに取り組んでみたくお引き受けしました.
 築地前会長は安倍総理の「三本の矢」に例えて,産学連携基盤,国際的学術基盤,財政基盤の強化を目標に掲げられ,実績をあげてこられました.産学連携については賛助会員企業サービスへ軸足を置いた産学共同研究委員会「国内外のフルードパワーシステム研究開発動向調査委員会」が立ち上がり,国際的学術基盤に関しては新たに韓国およびベトナムとの交流が開始されました.財政基盤についても着実な成果があがっています.賛助会員企業にもご支援いただき,企業からの新規会員を募ることができました.しかし、TPPや英国のEU離脱問題など国際的流動状況,国内ではグローバル化対応や団塊世代の退職など,学会をめぐるさまざまな不安定要因があることも事実です.
 産学連携,国際的学術,財政基盤の強化は学会存在のため何よりも重要な事項です.継続して取り組まなければなりません.そのため他組織との連携が必須です.工業会,産業界,他学会および外国機関との連携強化を図りたいと考えます.特にフルードパワー工業会は不可欠のパートナーです.また,会員増強のためには,学会員であるメリットを実質化することが急務です.安倍総理が政策を「三本の矢」と名付けたのは恐らく,郷里山口県の前身長州藩の開祖である戦国武将・毛利元就が,3人の息子に話したと伝わる「三ツ矢の教え」が頭にあったと思います.伝説では矢の意味は「それぞれは単独では折れやすいが,三本重ねると折れない」として,3人に団結を諭したものです.学会に例えると「三本」とは,学会組織,会員,賛助会員企業と見做すことができるかも知れません.もちろん矢のように「単独では折れやすい」と言っている積りではありません.共に信頼しながら,協力してゆく必要があると思うからです.会員,賛助会員企業にとって魅力ある学会,頼りにされる学会でなければなりません.
 魅力ある,頼りにされる学会であるには要望や提案を出しやすい環境を整備し,さらには待つだけではなく積極的に引き出す努力が必要です。またこれらを迅速に実現するよう最大限の努力をするのが,学会を運営する者の使命です.「前例がないから」と尻込みすることはしたくありません.様々な要望や提案に迅速に対応するために,各委員会等の意見を尊重しながら,学会内組織の垣根をこえた意思疎通を目指します.
 学会は「知識の交換や情報提供により研究の進歩・普及を図り,学術の発展に寄与する」(定款より,一部略)ことを活動目的としています.その意味において賛助会員企業との研究協力についての論議をすでに始めています.もちろん,企業間の思惑の相違等があり得,軌道に乗せるには種々の困難がありそうです.しかし,困難だからこそ意義があるのではないでしょうか.
 学会が正当な社会的認知を受けるには、活動実績を発信してゆく必要もあると思います.4年後に学会は創立50周年を迎えます.半世紀にわたる学会活動とその意義を社会に伝える機会です.
 最後になりましたが,学会運営にはなによりも会員皆様のご理解・ご協力が必要です.どうかよろしくお願い申しあげます.

 
2016年6月
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