国際交流 産学連携
 

 

 
会長 築地 徹浩
 

  新年あけましておめでとうございます.年頭にあたり,ご挨拶を申し上げます.
 日本フルードパワーシステム学会は,平成24年度に一般社団法人へ移行して3年半が経過し,一般社団法人としての学会運営も順調に行われています.また,私は会長を仰せつかってから約1年半が経過いたしましたが,その間,学会が会員の皆様にとってより魅力的なものであるようにとの思いから様々な施策に取り組んでまいりました.特に産学連携の強化,国際的な学術基盤の強化,財政基盤の強化等に力を入れてまいりました.新年にあたり,それぞれの現状と抱負を述べさせて頂きます.
 先ず産学連携については,これまで,工業会との連携を積極的に深めて来ました.この培われてきた絆を一層深めると同時に,“フルードパワー研究者リスト”および“出前講座”やセミナーなどのより一層の充実を推進してまいります.また,昨年度から始まった研究委員会『国内外のフルードパワーシステム研究開発動向調査委員会』は,国内外の研究開発動向を調査し,国内で注力すべき研究開発テーマを探究することを目的にしており,産学連携に貢献していくものだと確信しています.
 次に国際的な学術基盤についてです.学術基盤は,学会としての存在意義を示すために必要不可欠です.特に,昨今の社会的グローバル化にともない国際的な学術基盤が重要となっています.学会では,春と秋の国内講演会および3年に一度の国際シンポジウムを主催しています.春の講演会は総会とともに東京で開催されますが,秋の講演会は東京以外で開催されます.
 近年特にグローバル化の方向に社会が進んでいく中で,国際的学術基盤を強化しています.2015年10月22-23日には,韓国釜山にて,The KSFC 2015 Autumn Conference on Drive & Controlが開催されました.この学会はフルードパワーシステム全般および建設機械関連の研究テーマを中心にしたトピックスで構成されており,23日には国際セッションも開催されました.この国際セッションは,韓国で開催された初めての油空圧関連の国際会議で,日本フルードパワーシステム学会から私を含めて10名が参加し,韓国の大学や企業からの参加者との意見交換や議論ができ,非常に有意義でした.昨年は,日韓国交正常化50周年の年でもあり,この時期に油空圧関連の国際会議が初めて韓国で開催され,それに参加できたことは,学会としても意義深い年でした.
 また,平成27年11月26日(木), 27日(金)に,平成27年秋季フルードパワーシステム講演会が鹿児島市で開催されました.本講演会では,一般講演に加えて,日中若手交流事業の一環として実施する徐兵教授(浙江大学)による国際特別講演が企画されました.大学をはじめとする研究者と企業関係者との意義のある情報交換の場になりました.
 一方,論文投稿につきましては,2013年1月から電子投稿に移行しましたが,論文数の減少には頭を悩ましているところです.フルードパワーシステム学会論文集および英文論文集であるJFPS International Journal of FluidをJ‐STAGEで公開する等,様々な論文数増加のための試みを始めています.今後,論文投稿数を増やすには,学術基盤の一つである講演会および論文集の規模や質を高めていく必要があると思っています.因みに,一昨年松江市で開催された国際シンポジウムでの優秀論文がJFPS International Journal of Fluid Power Systemに掲載されておりますので是非ご覧下さい.
 また,昨年に引き続き,グローバル化の強力なツールである,学会の英文HPを充実させていきたいと考えています.
 財政基盤の強化は,会員数の増加につきますが,一進一退の傾向が続いています.今後とも,会員皆さんのより一層の協力をお願いします.
 以上述べてきましたように,今後も引き続き,本学会での3つの方針すなわち産学連携・国際的学術基盤・財政基盤のそれぞれの強化を進めてまいりたいと思います.
 最後になりましたが,フルードパワー技術の発展を目指し,微力ながら最大限の努力をしてまいります.本年も会員の皆様のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます.

 
2016年1月
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